ブルワリー建設完結編

建築1ブルワリー建設については奮戦記21回から24回の建築編で、着工に至る経緯を話していますが、今回はブルワリーも開業しておりますが、ここで着工からブルワリー完成までの1年間をざっと振り返ってみたいと思います。

2002年3月、古いレンガ工場の改築を断念し、新築の着工にかかる寸前の建設場所。青いブルーシートに覆われているのは、ブルーハウスの設備で、この半年前にすでにドイツから技師が来て組み立てが完成していた。
この場所が、ブルワリーの正面になる。

建築22002年4月、旧レンガ工場の取り壊しが始まる。寒い中、錆止めのペンキを塗った鉄骨などが次々と壊されているのを見て、もったいない思いをして見上げたのを思い出す。

建築32001年6月、ほぼ取り壊しが終わり、基礎工事に移る。その敷地を見て、結構大きい工場になると思った。

建築4基礎工事が始まる。業者が入って、鉄筋を張った上からコンクリートを流していく。

建築52002年9月、ようやく鉄骨を立て始める。もちろん、私たちは見上げるだけ。自分たちの工場とは思えない大掛かりな工事に、ただ見上げるばかり。

建築62002年10月、鉄骨工事が終わり、外観がほぼ見えてくる。

建築7冬に入り、雪が降る中、周囲のレンガ積みが始まる。もともとレンガ工場のあった場所にもちなみ、周囲は1階をすべてレンガを一つ一つ積みました。

建築8ブルーハウスの中の仕込み釜などはすでに組み立ててあったため、その周囲に足場を組んで壁などを入れていきました、私たちもこの足場に上って、天井のペンキ塗りなどをしました。

建築9タンク室の壁面のペンキ塗りも自分たちでしました。何色にするかもめた挙句、側面を淡いグリーン、天井を白にしました。

建築10新築になってコストのあっがたぶん、さまざまな工夫をしてコストダウンを計りました。写真は扉に取り壊されたアパートの扉を使っているところ。今でもほとんどの扉はこの手の扉です。

建築11タンクもすべて中古で写真のタンクは40年ほど前のもの。古いとそうを自分たちで落として、足場にコンクリートブロックを買ってきて、それに穴を開けて足を固定して、すべて自分たちでやりました。今はこれにクリーム色の色を塗って、真鍮の器具をつけてすごく渋いタンクになっています。

建築12そして、最後にぎりぎりで看板を間に合わせ完成も間近です。

建築13これがほぼ完成した現在の工場。取り壊しからここまで約1年かかりました。まだまだ内部は未完成の部分も多く、これから時間をかけて手をかけて、立派な工場にしていきたいと思っています。


ぜひ、皆様工場見学にお越しください。

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Presented by 株式会社 ベアレン醸造所 2007年05月20日更新
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