建築編-4-

建築公聴会も無事終わり、建築審査会を待つのみとなっていたところ、設計事務所から既存の建物は補強をしても使うのは難しいとの話がありました。

一見したところでは専門家でもそのまま使えそうに見えるらしく、大丈夫でしょうという事で、許可申請と並行して詳細の設計をしていたところだったのですが、実際に構造計算等詳しく検討してみると、かなりの部分改修が必要になり、また地盤の関係から基礎工事も必要と言うことになりました。

こうなるとまったく一から建設と言うことにならざるを得ません。そこで既存の建物は取り壊し、今までの外観の設計は変えずに新たに構造部分からの建設工事を行うことになりました。

そんなこんなで3月末の建築審査会を迎えるのですが、これは盛岡市からの委託を受けた有識者7名による審査委員が今回の許可申請のような建築に関わる案件について審査を行うもので、本年度は2回目とのことでした。このような許可の案件はめったにないということのようです。

場所は、盛岡市内の公共施設内の一室。審査会は公開で行われますが、今回は特に申請者には発言の機会は与えられないので、傍聴のみという事になります。

市の担当者から今回の醸造所の建設について委員に説明があり、審議委員からの質疑等があったあと、異議なしと言うことで1時間ほどで終了しました。

一応これで難しい許認可の関係は終了する事になります。許可申請提出から丸4ヶ月かかりましたが、審査会のもようはごくあっさりとしたものでした。どちらかというと拍子抜けという気もしました。

1週間後の4月7日には市役所から建築許可の通知がありました。その後全くの新築となったため設計に約3週間程かかり、4月26日に建築確認申請提出。

こちらも審査に1ヶ月ほどかかり5月29日に建築確認がおりて、やっと着工にかかることができ、現在にいたるのでした。

※写真左が建築確認、右が建築許可の通達文書。

(建築編おわり)

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Presented by 株式会社 ベアレン醸造所 2007年05月20日更新
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