バーコードの取得 |
このコーナーでは、製造免許の申請や建築許可、設備の輸入、実際のブルワリーの建築、プロモーションなどなどテーマはたくさんあるのですが、ご紹介するのは結果もしくは区切りの付いたものが良いだろうと思っていますので、これらのテーマは少々お待ちくださいね。 そこで、今回はテーマとしては少々軽いのですが、結構知らない人が多いんじゃないか(と、私は思うのですが・・・)というテーマ、「バーコードの取得」についてご紹介します。 |
JANコードの申請 |
私たちは瓶でビールを発売しようと考えていますが、その瓶に貼るラベルは他の作業と平行してすでに進めているんですね。免許の取得前ですから、自己責任というやつですが、パンフレットの作成や検討の時間を考えると早めに始めておく必要があるんです。 その中で、ふと疑問に思ったのが、バーコードなんです。ラベルにバーコードが無ければ、今の国内の流通では扱ってもらえませんので、バーコードをつける必要があったんですが、はてバーコードとはどうやればもらえるんだろう??前の会社では入社した時から、バーコードはありましたんでね、はてはじめはどうするんだろうと疑問に思った訳です。 そこで、バーコードに詳しいと思われる、前職場の才女Sさんにお聞きしたんです。すると、答えは簡単、近くの商工会議所に行ってください、とのこと。 写真がその時にいただいた冊子なんですが、この話しのネタの一つです。要はこの冊子に付いている申し込み用紙に必要事項を記載し、所定の金額を振り込めば完了なんです。あれ、と思うくらい簡単。 |
JANコード取得 |
バーコードと言っても色々ありますが、ここでは商品に製造元や販売元が出荷前に商品に貼るコード、いわゆるJANコードについてお話していますが、これはメーカーコードと商品アイテムコード、チェックデジットに別れていて、一般的には13桁で構成されています。まずはこのメーカーコードってやつをもらわないといけないんですが、この申請をする訳です。申請には上記に書いた申請用紙と申請料が必要ですが、業種や年商によって違ってきます。私たちは最低限の10,500円でした。これで3年間分とのことです。ちなみに最高額は製造業で年商500億円以上、非製造業で年商1000億円以上の241,500円(初期手数料含む)です。 そして、待つ事約2週間・・・流通コードセンターというところから「JANメーカーコード登録通知書」が届き、当社のメーカーコードは、458010701に決まりました。めでたしめでたし。 |
バーコード豆知識 |
JANコードのはじめの二桁が国番号で45と49が日本を表しています。この二桁を含む7桁が、以前はメーカーコードだったんですが、これでは桁が足りなくなって2001年1月より私たちのように9桁になっているそうです(当社の場合、左の赤線部分)。しかし、トータルの13桁は変わっていませんので、9桁になると商品アイテムコードが減ってしまう訳です。残り4桁のうち1桁はチェックデジットとして取られてしまうので、残り3桁です。つまり、1メーカーコードで999品目しか使えない訳です(左の青線部分)。私たちなどはこれで十分ですが、アパレル業界はサイズ違いなどで膨大なアイテムがあるようですが、そのような会社はメーカーコードが複数になることもあるそうです。商品に貼られたバーコードを見る限りではわかりにくい事ですが、9桁メーカーコードの国コードは45だけですので、45から始まっているバーコードは比較的新しいとみることはできるでしょうね。 先ほど出た、チェックデジット。左の緑の線の部分ですが、これはバーコードを正しく読めたか確認するための数字で、ある計算式で算出されます。 右端から何桁目であるか番号を付け、偶数桁の数をすべてプラスし、それを3倍します。さらに、右端の1桁を除いた奇数桁の数をすべてプラスして、偶数桁の3倍とプラスします。その数字の下一桁を10から引いた数がチェックデジットです。なんでこんな式なのかはわかりません・・・ 商品アイテムコードは自分らで付番するのですが、私たちは流通コードセンターの勧めの通り、001から順に付番していっています。そして、チェックデジットはここから計算するのですが、間違いがないようにとエクセルで計算式を使って算出しています。この計算式の設定が結構悩ましかったのですが、算数の得意な方は挑戦されてみてはいかがでしょう?ご希望でしたら、メールをいただければ私たちの答えはお教えいたします。 当社が今予定している商品はそれほど多くないのですが、社内の品番もこのバーコードのアイテムコードと同じにし、その前に分類コードをつけています。瓶のビールなら01、発泡酒の瓶なら02などですね。将来の実績の計算、酒税の計算などに便利なように分類しています。今までは会社に入った時点でこのようなルールは決まっていましたが、そのような事から自分らで決めているという事に、なんだか自分らが手作りしているんだなあという実感が湧いてきたものでした。 |
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