初めての総務編-1-

これまでは、会社での総務の仕事はまったく経験ありませんでしたし、給料から天引きされる税金や健康保険の額を自分で計算したこともありませんでした。いざ自分でやるようになってみるようになって初めて「世の中こういう仕組みでうごいてるんだ」と気付くことしきりです。というわけで今回は初めて経験した、ある1日の総務のお仕事の話です。

平成13年3月某日

会社の登記の手続きが終わってやれやれと思っていたところでしたが、会社を設立するとすぐに、税金と社会保険と労働保険の手続きをしなくてはなりません。(「会社の作り方」の本にそう書いてありました。)

行かなくてはならないのは次の6ヶ所です。

...とその前に各手続に会社の登記簿謄本が必要なので法務局へ。
各役所に提出するの登記簿謄本を取ります。1部1000円取られるので結構痛い出費。(コピーにハンコ押してあるだけなのに!)
何でそれぞれに謄本が必要なんだろう?同じ行政なんだから連絡とって照会すれば済む話なのに、とおもいつつも次に急ぎます。

税務署21.税務署
法人設置届出書と源泉徴収や帳簿のつけ方などに関するこまごまとした書類を出します。
棚卸資産の評価方法や減価償却のだの結構専門的な内容が多くて非常に分かりづらいのですが、税務署の方に教えてもらいながら 何とかクリア。


市役所2.市役所
法人設置届出書を出します。(法人市民税徴収のための書類、だと思う)


県税事務所3.県の地方振興局(県税事務所)
法人設置届出書を出します。(法人県民税徴収のための書類、市役所に出すのとほとんど同じ内容)


職安4.公共職業安定所
雇用保険の手続をします。ところが先に労働基準監督署で手続きをしてくれといわれてしまいました。


労働監督5.労働基準監督署
労働保険(雇用保険と労災保険)の適用事業所届け、そして再び公共職業安定所へ


社会保険6.社会保険事務所
社会保険(健康保険と厚生年金)の新規加入手続のための書類をもらいます。
手続は後日するのですが、加入するためには21種類の書類を提出をしなくてはならなくて、その上1枚でも忘れると審査できないみたいなことがもらった紙に書いてあったので、ちょっとびびってしまいました。
(でも後日提出に行ってみるとそんなにシビアでもなかった。)

各役所とも窓口の方が割と親切に教えてくれるので何とかクリアできました。
それにしてもほとんど同じような内容の書類を6ヶ所にも出すために、市内をぐるぐると回るのは骨が折れました。(各役所とも結構離れているのです。)せめて場所ぐらいは1つにまとめて欲しいと思ったのでした。

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Presented by 株式会社 ベアレン醸造所 2007年05月20日更新
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